CBD(カンナビジオール)オイルを紹介するメディア
日本人の約5人に1人が「不眠症」を自覚している世界屈指の「睡眠不足大国ニッポン」。今、不眠症に対するCBD(カンナビジオール)の効果に期待が寄せられています。今回は「CBDと不眠症」をテーマに、不眠症に対するCBD効果・副作用、CBDオイルの摂取方法のほか、不眠症の定義についてもご紹介します。
日本人の約5人に1人が「不眠症」を自覚しており、不眠症疑いの人まで含めると、なんと国民の約半数が何かしら“眠りの問題”を抱えています。
生活環境を見直しても、不眠症が改善されない場合、多くの人が医療機関を受診するでしょう。
「睡眠薬」を処方されることも多くありますが、めまい・ふらつき・持ち越し効果(睡眠薬の効果が翌朝以降も残る)・記憶障害・依存などの副作用が多いのも事実です。
眠れないけれど、睡眠薬はなんだか不安……。
そんな時には「CBDオイル」を試してみるのは、いかがでしょう。
薬用植物「アサ」に含まれるカンナビノイド(体の調節機能を活性化させる成分)のひとつであるCBDは、自然な安眠へと導くことが期待できます。
これまでの研究で、植物性カンナビノイドの中でもCBDには「睡眠補助」の薬理作用が確認されています。
これまでの研究で、人体に重篤な副作用は報告されていませんが、CBDは現在もなお臨床研究を行っている最中の成分でもあります。
CBDを摂取するにあたって、注意したい点や一時的な副作用も確認しておきましょう。
CBD濃度によって、相反する2つの作用を持っています。
ラットで行われた動物実験によると、低用量では起きていた時間が長く、高用量では「総睡眠時間」が増加したという結果が報告されています。ヒトによる小規模な研究試験でも、概ね同様の結果となっています。
こちらのページでは、ラットのCBD投与における覚醒・睡眠効果に対する実験概要が確認できます。
原料となる「アサ」も植物なので、植物性アレルギーが出る可能性はあります。
臨床CBDオイル研究会(日本の医師・歯科医師で構成)によると、CBDオイルを使用したことで、アレルギー反応が出た例を確認したため、「アサ」のタンパク質と似た成分を持った食品のアレルギーを持つ人には慎重投与が望ましいと呼びかけています。
CBDの妊娠中・授乳期に関する研究はまだ少なく、現在も研究段階にあります。
ラットによる動物実験では、妊娠初期では影響はないと報告されていますが、細胞の培養試験では、胎盤透過の可能性が示唆されています。
また、授乳期における乳児への影響については、アメリカ国立衛生研究所(LACTMED)によると、影響がないとするレポートがあります。
既に薬を服用中の場合、CBDを摂取することで、薬の相互作用が起こる場合があります。
相互作用には、抗てんかん薬のように発作を管理できるようになったという好事例もありますが、一般的には薬が効きすぎてしまうことが考えられます。
そのため、CBD服用前には、かかりつけ医に相談した方がよいでしょう。
注意
CBDオイルは薬ではないので、病気そのものを直接治すものではありません。
自己判断で服用中の薬を中断することはやめましょう。
CBDの初期研究で、パーキンソン病の人に高用量を投与した結果、震えや筋肉の動きが悪化したという結果が報告されています。また、抗凝固薬の作用も確認されています。
副作用というか、リラックス効果による眠気が促されます。
念のため、車や機械の運転などの前に摂取することは、避けましょう。
交感神経が興奮している人に感じやすく、一時的なものとされています。
他にも、低血圧・口の渇きを感じることがあるとされています。
眠れない時におすすめしたいCBDオイルの摂取方法は、次の2つです。
CBDオイルは睡眠薬ではないので、摂取方法によっては効果が出るまでは少し時間がかかります。
眠る直前よりも少し前に摂取しておくと、心地よい睡眠につながるでしょう。
舌下とは、舌の下のこと。
舌の下にCBDオイルを1滴~数滴垂らして、飲む方法です。
ポイント
オイルを垂らしてすぐに飲まずに、30秒ほどそのままにしておくこと!
舌の下には毛細血管が多いので、普通に口から飲んだ場合に比べ、生体利用効率(体内に取り込まれたCBDがどのくらい生理活性作用を持つのかの割合)は高く、約35%とされています。
◆おすすめの不眠タイプ:途中で目が覚めてしまう(中途覚醒)タイプ
効果が現れるまで少し時間がかかりますが、効果の継続は長いとされています。
ベポライザー、ベイプと呼ばれる電子タバコのような専用キットを使って、CBDオイルやリキッドを気化させて吸入する方法です。
CBDを含む生理活性成分が、肺から直接血管に吸収されます。
肺は吸収面積が大きいので、生体利用効率は高く、約30~40%とされています。
◆おすすめの不眠タイプ:なかなか眠れない(入眠障害)タイプ
比較的早く効果が現れますが、効果の継続は短いとされています。
一番お手軽にCBDオイルを摂取する方法です。
そのまま、スプーンなどでCBDオイルを飲む方法のほか、サプリメントのようにカプセルで服用したり、パンやサラダにCBDオイルをかけて食べる、チョコレートやクッキー、ミルクなどの食品にCBDオイルが添加されたものを食べることでも摂取できます。
しかし、経口摂取、すなわち口から飲むと消化管から吸収され、その後肝臓で分解されてしまう(初回通過効果)ため、生体利用効率は約6~15%です。
肝臓で分解されない「舌下摂取」や「ベポライザー使用」に比べ、かなり低くなってしまいます。
「不眠症」は今や”現代病”とも呼ばれており、数ある睡眠障害の中でも一番多く認められる疾患です。しかし、「不眠症」と言っても、その症状や原因は人によって異なります。
不眠症とは、次の4つのタイプに分けられます。
日本睡眠学会によると、上記のような症状が見られ、1か月以上慢性的に続き、不眠のために本人が苦痛と感じたり、社会生活が妨げられたりする場合を「不眠症」と定義しています。
不眠症は、20代より現れ始め、30代になると急激に増え、40~50代にピークを迎え、加齢とともに増加傾向となっています。
さらに、タイプ別の有病率から比べてみると、比較的“不眠”を自覚しやすい「寝つきが悪い入眠障害」の患者さんよりも、実は「寝ていても途中で目が覚める中途覚醒」の患者さんの割合が圧倒的に多くなっています。
「年を取ると、朝早く目が覚める・途中で何度も起きてしまう」という話を一度は耳にしたこともあるでしょう。
これは本当の話で、実は2つの理由があります。
1つ目は「生活スタイルの変化」です。
若い頃の「夜型」から「朝型」に変わることで、早い時間に寝て、その分早く目が覚めることも多くなります。
また、高齢者になると、日中の活動量が減る、昼寝が可能な状況であるケースが多くなることも挙げられます。
2つ目は「睡眠構造の変化」です。
若い頃に比べ、総睡眠時間・徐波睡眠(=熟睡状態)が減ります。その分、浅い睡眠(レム睡眠)が主となるので、中途覚醒が増加してしまいます。
(参考)高齢者の不眠|日本老年医学会雑誌 49巻 3 号(2012:5)
痛みを伴う病気や不安を伴う心の病気など、心身とも健康な状態でない場合には、不眠症を引き起こしやすくなります。
これまで見てきた通り、CBD濃度によって、真逆の作用が起こることが報告されています。
「ぐっすり眠りたい」と思っている時は、高用量のCBDオイルを摂取すると良いでしょう。あまり低用量すぎても、逆に目が冴えてしまう場合がありますので、注意が必要です。
もちろん、寝ながらスマホを止める・寝酒やカフェインを控えるなど、眠るまでの環境の見直しも大切です。
日々の生活に「CBDオイル」をプラスして、安眠生活を送りたいですね。
世界保健機関(WHO)が有効性・安全性を認めたCBD(カンナビジオール)。薬用植物「アサ(ヘンプ)」に含まれ、多様な作用を持つため、医療・健康・美容分野で大注目されている天然成分です。今回は、CBDの副作用・デメリット・注意点について、ご紹介します。
医療分野・美容・健康分野などで可能性が期待されている「CBD(カンナビジオール)」。多くの薬理作用を持っていることで注目される一方、CBDに関する誤った噂・情報も広がっています。今回は、CBDの勘違い・誤解をエビデンスと共に解説します。
薬用植物「アサ」に含まれ、てんかん発作の抑制や痛みの緩和など薬理作用を最も多く持っていることで注目の植物性カンナビノイド「CBD」。脊椎動物であれば、CBDの作用が働くとされています。今回は、ペット(動物)へのCBDの影響(効果や副作用)、摂取方法についてご紹介します。