CBD(カンナビジオール)オイルを紹介するメディア
2019年も引き続きトレンドワードとなっている「CBDオイル」。今回は「CBDオイル×サプリメント」をテーマにCBDオイルの代表的な3つの特徴や摂取方法、ヘンプオイルとの違いのほか、サプリメントの基礎知識や最新のサプリ事情についてもご紹介います。
不足しがちな栄養素が手軽に補えると、大人気のサプリメント。
内閣府消費者委員会が行った調査(2012年)によれば、国民のうち約30%はサプリメントを毎日利用しており、過去の経験を含めると約75%(4人に3人)にも上っていると報告されています。
(参考)消費者の「健康食品」の利用に関する実態調査(アンケート調査)|内閣府2012年
近年、多様性のある作用が話題の「CBDオイル」も実は”サプリメント”の扱いなのです。
「健康の増進のため」と摂取されることも多いサプリメントですが、“医薬品”ではなく、“食品”として「健康食品」に分類されています。
日本人にサプリメントが浸透する後押しとなったのが、2015年に始まった「機能性表示食品制度」とされています。
基本的に、医薬品以外の食品に対して、体の構造や機能への影響を表示(広告)することはできません。しかし、「機能性表示食品制度」により、国が設けた基準をクリアした商品については、機能(効果・効能)の表示ができるようになりました。
この制度がきっかけとなり、一般の人が自分に合った(必要と思う)サプリメントを選びやすくなりました。
どちらの言葉も何となく同じような意味で、捉えている人も多いのではないでしょうか。
「健康食品」≒「サプリメント」、あながち間違っていません。
日本の法律上、明確に定義されていませんが、一般的には健康食品とは「健康の保持増進に役立つとされる食品全般」のことをいい、サプリメントとは「特定成分が凝縮された錠剤やカプセル形態の製品」と考えられています。
ちなみに、アメリカでは“Dietary Supplement“を「従来の食品・医薬品とは異なるカテゴリーの食品で、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ハーブ等の成分を含み、通常の食品と紛らわしくない形状(錠剤やカプセルなど)のもの」と定義し、ヨーロッパでも同様な定義がなされています。
役割によって、大まかに3つに分けられています。
一番利用しているのは、全体の約7割を占める50代以上のシニア層です。
中には、月4万円以上サプリメント・健康食品を購入しているケースも見られ、総務省の調査(2018年)でも、家計支出に占めるサプリメント支出の割合について、65歳以上の高齢者世帯は、65歳未満世帯の約2倍であると報告されました。
(参考)統計からみた我が国の高齢者-統計トピックス No.113|総務省(P.15)
欧米では2019年も引き続き、「CBD」はトレンドキーワードとなっています。
それを受け、日本でも急速に知名度が広がっています。
CBDオイルの何が、そんなに良いのでしょうか?
CBDオイルには、“CBD(カンナビジオール)”と呼ばれる、多様な作用を持った成分が含まれているため、様々な分野で期待されています。
CBDは薬ではありませんので、病気を直接治すようなものではありません。
「植物性カンナビノイド」の一つとして、本来身体に備わっている免疫・痛み・感情・老化・運動機能・発達・認知などの機能(ECS:エンド・カンナビノイド・システム)のバランス調整に役立つ働きを持っています。
体の不調部分を整えることで、結果として様々な疾患に効果的であると分かってきました。
<現在までに確認されている主な薬理作用>
CBDオイルの原料は、古くから薬草として利用されてきた「アサ(ヘンプ・大麻草)」。
中でもCBDオイルには、「産業用ヘンプ」という精神作用のある成分(THC成分)を0.3%未満に改良した「特別なアサ」が使用されています。その上、精神作用がほとんど含まれていない「茎・種子」を原料*1としているので、日本の法律上認められており、安心して利用できます。
*1アサの茎・種子を原料とした製品例:麻紐、織物、神道儀式、燃料、食品(ヘンプシード、麻の実)、ヘンプオイル(食用油)、化粧品など
日本の大麻取締法では、「THC成分が多く含まれる花穂・葉の利用を禁止」しており、一般的なCBDオイルの原料である「茎・種子」は、除外規定されています。
そのため、CBDオイルを選ぶ際には、必ず原料を確認し、品質管理(GMP等:日本よりも厳しいアメリカの健康食品に対する安全基準)がきちんと行われているメーカーを選ぶことが大切です。
注意
日本では、花穂・葉由来が含まれているCBDオイルは違法です!
世界保健機関(WHO)の薬物依存に関する専門委員会(ECDD)が、CBDの安全性と有効性を認める発表を2017年に行っています。
CBDはこれまでの研究で重篤な副作用はなく、高い安全性を持っていることが確認されており、ヒトだけでなく動物(ペット)にも利用可能です。
(参考)WHO/ECDDによるカンナビジオール(CBD)事前審査報告書の日本語訳|日本臨床カンナビノイド学会
CBDオイルの摂取方法は、主に3つあります。
生体利用効率*2・メリット・デメリットを踏まえ、自分に合った方法を選びましょう。
*2生体利用効率:バイオアベイラビリティ。投与された薬物(製剤)が、どれだけ全身循環血中に到達し作用するかの指標。静脈投与は100%となる。
やり方:舌の下にCBDオイルを1滴~数滴垂らして、30秒ほどそのまま待ってから飲む。
生体利用効率:約35%。
メリット:舌の下にある毛細血管から吸収させるので、経口摂取(すぐ飲む)よりも約5倍良い。
デメリット:CBDオイルの味(植物原料なので、草っぽい味)をダイレクトに感じる。
やり方:ベポライザー(電子タバコのような専用キット)を使って、CBDオイル(リキッド)を気化させて吸入する。
生体利用効率:約30~40%。
メリット:面積の大きい肺から吸収されるので、生体利用率が高い。フレーバー(風味)が付いている商品もある。
デメリット:専用キットの準備が必要。
やり方:普通に口に入れて、すぐ飲みこむ。
生体利用効率:約6~15%。
メリット:一番手軽に摂取できる。スポイトやスプーンでそのまま飲む方法のほか、パンなどにCBDオイルをかけて取る、サプリメント(カプセル・錠剤)として飲む、CBDオイルが添加されているクッキーやチョコレートを食べるなど、いくつか方法があります。
同じヘンプ(アサ)が原料ということで、CBDオイルと混同しやすいものに「ヘンプオイル」があります。
ヘンプオイルは、一般的には「ヘンプシードオイル」のことを指します。
輸入食品やオーガニック食品のお店やで販売されており、ヘンプシードつまり「アサの種子」から抽出した“食用油“です。
ヘンプシードオイルにはCBDはほとんど含まれておらず、主成分は必須脂肪酸(リノール酸、α‐リノレン酸、γ‐リノレン酸など)とビタミン類(ビタミンA・E)です。
そのため、1本1,000円~3,000円と比較的安価で購入可能です。
一方CBDオイルは、CBD成分に特化したオイルですので、産業用ヘンプからのCBD抽出など原料に手間がかかります。
そのため、1本10ml程度と小容量ですが、4,000円~20,000円(CBD濃度によって異なる)で販売されています。
ヘンプシードオイルとCBDオイルは、原料となる植物が「アサ」という点では同じですが、使用される部位、用途、主成分などが全く異なるので、注意が必要です。
最近話題となっているサプリメントをいくつかご紹介します。
栄養補給
美容・肌ケア
症状改善・体調調整
これから流行が予想されている最新サプリメントをご紹介します。
皆さんは、普段飲んでいるサプリメントを医療機関に伝えていますか?
サプリは「薬ではないし……」と、あえて医療機関に伝えていない人も多いのではないでしょうか。
しかし、サプリメントに含まれる成分によっては、薬との相性が良くない(薬の作用が強くなる・弱くなる)場合もあるので、摂取前に医師や薬剤師へ相談すると良いでしょう。
特に、血液凝固防止薬(ワーファリン)・血栓防止薬(バイアスピリン)・強心薬(ジゴキシンなど)・高血圧の薬は、相互作用が起こる可能性がある成分が比較的多い薬なので、注意が必要です。
代表的なものとして、次のような組み合わせがあります。
世界保健機関(WHO)が有効性・安全性を認めたCBD(カンナビジオール)。薬用植物「アサ(ヘンプ)」に含まれ、多様な作用を持つため、医療・健康・美容分野で大注目されている天然成分です。今回は、CBDの副作用・デメリット・注意点について、ご紹介します。
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